top of page
検索

足跡を残さないあなたとわたし


以前noteで執筆していた約半年。

フォロワーは300人にも満たなかった。


それでも有料記事を二本上げたら、合計で50部ほどが売れた。


驚いたのは——普段やり取りのない人や、名前も知らない読み専の人まで購入してくれたこと。



見えている数字だけが、すべてではない。


足跡のない誰かが読んでいる。









「読まれるためのノウハウ」を売る人が至る所に溢れている。

それを間違いだとは言わない。


しかしその多くは私の美学に反する。

世間一般のSNS戦略に従えば、わたしの魂は削られていくだろう。


それでも葛藤はある。


本当に届けたい人に、どうすれば届けられるのか——。


見えない読者に向けて言葉を放ち続けるとき、暗闇の中で声を出しているように感じることもある。

けれどそのたびに、なぜ書くのか、なぜ残したいのかという核を思い出す。


その核には三つの思いがある。



生き様を遺したいという衝動。


娘に何かを手渡したいという願い。


言葉にしづらい、使命感のようなもの。



何者かになりたくて発信する人もいれば、感情を吐き出すだけの人もいる。

目的は人それぞれで、どれも正しい。


たとえ誰にも届かなくても、私は生き様を遺したい。

最後に娘に、私の思想や哲学を手渡すものとして機能するなら、それだけで十分だ。


そして——


使命を信じる。



1000人のフォロワーがいても、

戦略だけで集めたうわべだけのつながりばかりなら、私には興味がない。


100人のフォロワーでも、

たった一人、共鳴し合える人に出会えるならそちらがいい。





あるとき、「スキ」(いいね)を誰かに押したことを咎められることがあった。

足跡が見えるがゆえに起きた出来事だ。

それ以来、SNSに足跡を残すこと自体を意識するようになった。


静かに読んで、静かに去る——その選択が、今の私らしい。


ノイズから遠ざかったことで、自分の内側の声がクリアに聞こえるようになった。

あの出来事は制約ではなく、静けさの中に戻るための小さなギフトだったのかもしれない。


フォローバック狙いで手当たり次第フォローしたり、

心が動いていないものに足跡を残したりすることは、私にはできないのだ。


けれど——


足跡を残さないわたしもまた、あなたの記事を読んでいる。





noteをやめて居場所を作るとき、私は作品の質が問われる大海原に飛び込むことを選んだ。

YouTubeにはフォローバックの恩恵はない。


時間をかけて積み上げることに意味がある——だから私はまずYouTubeを選んだ。


そして「書く」場所としては、自分のHPを立ち上げた。

誰にも邪魔されない、森の中の家のような場所。


なかなか見つけてもらえなくても構わない——今はそれで十分だ。


そこに言葉を積み重ね、時を経て、いつか浮上するのを待つ。


そしてSubstack


まだ英語圏が主流のこの場所で、英語で書くことを選んでいる。

母語ではないからこそ、本音が出やすい。


日本語で書くときは、無数の「読まれ方」への意識が走る——

誰かを傷つけないか、誇張に見えないか、身近な人にどう届くか。

言葉を選ぶたび、小さな検閲が働く。


英語にはそのノイズが少ない。

文化的な文脈から少し離れた場所で、より素直になれる。


それはアイデンティティの翻訳ではなく、拡張だ。


日本語の私が書けないことを、英語の私が書く。





HP、YouTube、Substack——三つの母艦。


完璧を待たずに進む。

完璧を待っていたら、永遠に出港できない。


進みながら整えていく——それだけを、今は信じている。


足跡が見えない設計を自ら敷く。


どこかの誰かわからない人が読んでくれている。





私はいま、一つの検証に踏み切っている。


アルゴリズムやフォロワーの数字から解放された場所に、自分の本質を置く。 

共鳴の磁場は、そこに自然と生まれると信じている。


きちんとした価値提供につながるのであれば、SEOを超えたAIO*が、必要な人と人をつなげてくれる——

そんな未来も、少なからず期待している。


魂が響き合う人同士が、小さなコミュニティの中で結びつく世界—— 

支配層の下ではなく、横につながっていく。


私の検証は、数年後どう展開していくか。

 

Let's see what unfolds.

You are the witness.




SARA





*AIO(AI Optimization)とは、検索エンジン最適化(SEO)に代わる概念として注目されつつある考え方。AIが情報を選別・推薦する時代において、アルゴリズムではなく文章の質や文脈の深さによって、必要な人に届く——そんな可能性を指す。

 
 
  • Youtube

© 2026 SARA MIZUKI LightWorks
 

bottom of page